「夏の木崎湖」 放浪記その1 (2009年8月14日〜17日)

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いざ聖地へ

木崎湖とは長野県にある、おねがい☆ティーチャー(通称:おねてぃ)と
その続編おねがい☆ツインズ(通称:おね2)のモデルとなった場所です。
私は、7年前にそのおねがい☆ティーチャーを見てから、その世界に引き込まれ、
いつか、きっといつか、木崎湖に行くんだ!
と長い間想い続けてきました。
今回の旅でその願いがついに叶いました。

今まで、何度か木崎湖へと行けるチャンスはありましたが、
どうせ行くなら、よい条件、よい装備で、と考えてしまうのが男の性で、
こんな貧弱な撮影機材(カメラとか)で行けるか!となかなか足を運べずにいました。

ところが春先、ひげ漁師氏に
「いつか長野(木崎湖)に行こう!」
と話をしたところ、思いの外乗り気になってくれたため、ここ数ヶ月で坂道を滑り下るかの素早さで、
木崎湖行きが決定しました。

ちなみに、長野行きが決まってから私がわたわたと購入した装備は、
GPSロガー M-241
TAMRON SP AF 17-50mm F2.8 XR Di II LD Aspherical
TAMRON AF 70-300mm Di F4-5.6 Di LD MACRO
一脚 Velbon RUP-43
です。
本当は、長野に行く前にフルサイズCMOSを搭載した一眼レフが欲しかったのですが、
今回購入したもので、(予算的に可能な)必要最低限の最良の装備をそろえる事が出来たので、
心残りなく、木崎湖へ行ける準備が整いました。

出発の日 前編 (8月14日 金曜日)

いよいよ出発の日。
予定ではひげ漁師氏の仕事が終わり次第、出発する事ととなっているので、それまでは自宅で待機です。
今夜は、ひげ漁師氏と交替で車の運転をし、長野へと計画していたので、
暇な私が今のうちに睡眠を取り、疲れているであろうひげ漁師氏のバックアップをと思っていたのですが、
なぜか寝れない。
どうしても寝れない。
遠足の前の日にわくわくして眠れなくなるような歳ではないはずなのですが。

仕方が無く、パソコンで写真のデータの整理や、木崎湖巡礼情報をプリントアウトしていると、
11時頃、高校時代の友達から連絡が。
そして、若干急ではありましたが、天気がいい事もあり「海に」行く事に。
もちろん、泳ぐ為です。
今晩出発するのに、おろかな行為だとは頭の隅で思いましたが、
今日を逃すと、この友達と海に行く事は不可能となってしまう、という事もあったので、
ヤスとカメラ片手に、海に行ってきました。


30分行動圏の浜です。海日和の日ながら、人影がまばらだったのはきっと穴場だからでしょう。


(白い服で写っているのが、友達です)

丸太を持ち出して、浮き輪代わりに泳いだり、足ヒレをつけて、水上タクシーをやったり、
水中写真を撮ったりと、いろいろ楽しんできました。
ちなみに、海の中では、ウミタナゴ多数と、小さなアイナメ1匹、そしてウミウシ2匹しか確認できませんでした。
当然、ヤスの出番は一切なしでした。

一通り楽しんだ後は、近くを散策して、行きつけのラーメン屋によってから、家まで友達に送ってもらいました。
急なプランにいろいろと付き合ってくれた友人に感謝です。

出発の日 後編 (8月14日 金曜日)

18:20
ひげ漁師氏から仕事が終わったとの連絡が入りました。
今後の話を軽く交わし、8時ごろ我が家へと来るとの事

19:45頃
ひげ漁師氏が我が家へやってきました。
ほとんど荷物が無いひげ漁師氏に比べ、私の装備は

・旅行バックx1 (内訳:着替え+ノートPC等など)
・カメラバックx1 (内訳:ビデオカメラ FV-M200,レンズ2本,バッテリ充電器,単眼鏡,DVテープ5本,予備バッテリx5等等)
・手持ちバックx1 (一眼レフ,眼鏡等など)
・三脚
・インバータ+分岐タップ+延長コード
と、まあここまではありえそうですが、更に
・GPSロガー
・水 4リッター
・やかん
・カセットコンロ
と、何処に何しに行くんだよお前、といった装備です。
実際に荷物をデミオに積み込むと、後部座席を占領する結果に。

結果、
ひげ漁師氏「荷物多いな!」
突っ込まれました。

20:10 自宅を出発。
おねてぃのドラマCDをかけ流し始める。
ひげ漁師氏宅に一旦寄り、万が一のためのノートパソコンを取りに行き、
そのついでに、近場のスーパーによって、食料品と飲み物を調達。

さらに車が狭くなる。

21:08 隣町で花火大会による渋滞に遭遇。15分ほど時間を食う。

22:30頃 一関市の某量販店に到着
寒さ対策のジャケットと、ポッキー、眠気覚ましなどを購入。

さらに車が狭くなる。

後部座席混沌化。
23:20頃に某量販店を出発。

23:30 一関市、某GSにて給油
ちなみに、ひげ漁師氏が働いているGSと同じブランドのスタンドであります。


(給油中のひげ漁師氏。車のダッシュボードにはFV-M200(DVカメラ)とポッキー)

私「プロ!任せるよ!」
車から降りる漁師。
それに続き、外に出て、上の写真を撮る私。
ひげ漁師氏「給油口あけろよ!
私「あ、すまん」
素で忘れていました。

23:38 一関ICよりETCレーンをくぐり、東北自動車道上り線に乗る。
23:50 金成PA着

二日目 前編 (8月15日 土曜日)

1:35 鶴巣SA着 道路情報によると、上りの東北道矢板IC付近で数十キロの渋滞が発生していましたが、
そこまでは南下しないので、問題はなしです。
ここで、Driverをひげ漁師氏にチェンジ!
私は助手席で、口を開けて寝る事に。
2:35 国見SA着。 1時間ほど休憩。3:25出発
XX:XX 郡山JCTから、磐越自動車道に乗る。
ひげ漁師氏「(郡山JCTを目前にして)どっち?」
私「あ?あ、ああ?もうジャンクション?・・・あー、左、左ね」(←寝てた)
4:12 磐梯山SA着
5:36 阿賀野川SA着。二人の体力を考慮して、しばらく睡眠を取ることに。
7:00頃 目を覚まし、周囲を散策。

阿賀野川SAの展望台から。
ちなみにこのSAには猿出没注意の看板が出てました。
7:45 阿賀野川SAを出発。
8:04 新潟中央JCTから北陸自動車道へ。

新潟中央JCTです。

私「さあ、みなさん右手をご覧ください!日本海です」(注:見えてはいません。見える場所でもありません。)
8:12頃 ダッシュボード上のポッキーを食べようとする私。
私「ポッチー溶けてる!」
ひげ漁師氏「わたしもあなたもポッチー・・・うわでろーん」
私「でろーん。でろでろしてる」
ひげ漁師氏「わ!1本だとおもったら2本ついてきたし!」
8:55 刈羽PA着
9:20 米山SA着 写真を撮りまくる。

(米山SA展望台から。日本海が見えます! 空の比率が多すぎでした(泣))

10:15 蓮台寺PA着。また写真を撮る。
10:33 糸魚川ICから北陸自動車道を降りる。
10:43 IC近くのGSにて給油。515.2km/28.0lの成績だったので、18.4km/lの燃費でした。
高速でエアコンをかけながら(一部ですけど)、の走行でこの燃費はいいほうではないでしょうか。
さすが、ミラーサイクルエンジン搭載の新型デミオです。
給油後、糸魚川街道(国道148号)を南下。
だんだんと変わってくる景色に、わーわー騒ぎ出す私たち。

ちなみに、県境あたりはトンネルと急カーブばっかりの道でした。
しかも、途中でタンクローリーに追われ、散々なものでした。(主に私の運転が)

11:35 白馬村 岩岳入口交差点脇のセブンイレブンで休憩。

手前が国道148号です。その向こうに見えるのが、白馬岩岳スキー場。
一番奥の山の連なりが方角的に白馬山あたりだと思われます。
標高が2500m以上の山だけあって、残雪が見えます。


ちなみにこのコンビニの駐車場はやけに濡れていました。
どっかの誰かが洗車でもしてるのか?と思ったのですが、車を降りて店に近づくとどうやら違うようで、
店舗の周りにめぐらされた穴つきパイプから水が散水されていました。
打ち水効果を狙っているのでしょうか。

ちなみに、ここのコンビニで、チョコモナカアイスを購入。ひげ漁師氏はジェラートを買っていました。
早速食べたところ、モナカ内蔵のチョコレート片により、歯茎を負傷、出血してしまいました。
なんと貧弱な・・・気合が足りん!!

12:13 この時点で、ちょうど二人ともお腹が空いてきました。
ひげ漁師氏が「長野に来たなら、信州そば食べないと!」
と言うので、たしかにそれはそうだな、と思い、そばを食べる事に。
行き先は、ひげ漁師氏が携帯電話とカーナビという文明の利器を駆使した結果、近くの「そば神」という店になりました。


10分ほどの待ちの後、座敷に陣取って、おおざるそばを二人で頼みました。
お値段は、まさかの1300円
メニューを見たとき、一瞬「ん?」と思ってしまいました。
もしや、物価が違う世界にいるのではないかと。
地元の行き着けの店なら、大盛り天ぷらそばが2杯は食べれますからね。
しかし、話によればこの「そば神」は「白馬の天然水を使った手打ちそば専門店」との事なので、
その価格も納得できます。
味のほうは、手打ちだけあって、歯ごたえと歯ざわりがよく、上品な感じで美味しかったです。


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