2009年5月17日 日曜日

エンタテイメンツ

今日は趣味、いえどちらかというと娯楽の話です。


結構前の事にですが、ついにHDで録画できるPC用地デジチューナーを買ったので、いろいろと録画しています。
アナログに比べ、デジタルの画質はゴーストが全く無く、ましてやハイビジョンの画質になりましたから、
感動の一言です。
実家にいたころの画質と比べればまさに雲泥。月とスッポン。
しばらくはいろいろな番組を見ていたのですが、とある一件以来、テレビが苦手、正確に言えばテレビ局の裏側が嫌になり、
ここ最近は、テレビといえば映画ばっかりを見てたりします。

月〜木は午後のロードショー
水は水曜シアターナイン
金は金曜ロードショー
土は土曜プレミアム
日は日曜洋画劇場

といった具合です。
とはいえ、全ての映画を見ているかというと、そうではなくて、やはり気に入る映画とそう出ない映画があるので、
番組表で確認し、一端録画してから、見るようにしています。
CM飛ばしも楽ですし。
あと映画以外で言うと、録画している番組は、「鋼の錬金術師」「ハヤテのごとく!」ですね。

で、最近これらを見ていて気が付いたのは、
「午後のロードショーは随分同じ声優さんばっかり出てるな」
という事。
もう凄まじいほど、映画を見るたび
「この声は!」
状態です。
それなのに、特に声に違和感を覚えないのは、声優さんの質がマルチに使えるという事と、局の声優選択が上手いからなのでしょうね。
たまに、ミスマッチな選択をしてくるときもありますけど。
加えて気が付いたことは、カットが多いという事。
ぼーっとして見ている分には気が付かないこともあるでしょうが、「必ずどこかカットをしている!」と思ってみると、
必ずしも、繋ぎに不自然感があり、
「ん?」
と感じてしまいます。
またこの類のカットは、DVD版を見たことがあると、余計に感じたり、
「ここが面白いのに!なんでカット!?」
と思ったりします。

尤も、タダで見ていると考えればこれ以上の要求は酷というものでしょう。

最近観ているものレビュー「鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST

今回の鋼は「FLLMETAL〜」が付きます。
前回のTVオリジナルストーリーではなく、とは違って原作シナリオでしょう。

まず感じたのは、
声が違う!
私としては、これは重要なのです。
特に、大佐!マスタング大佐の声が!こえがー!
あの重みのある声が好きだったのに!
という感じです。
ほとんど総とっかえといっても過言じゃないですね。
主役は変わってませんが。

あと、表現的なところでは、
ずいぶんとコミカルタッチが多くなったかな?感じです。
これも、原作にところどころ見られる表現ですね。

それと、衝撃的なシーンが無くなったかな?という感じです。
前回の放送では、子どもには見せるには刺激が強いとかなんとか言われていました。
特に、前シリーズ第7話の「キメラが哭く夜」は、親が子どもをキメラ錬成の実験にする話で、
wikipediaには「一部の掲示板では、「夕方のアニメにやる内容じゃない」といった意見が出た」、などいろいろと載っていた記憶がありますが、
私は、子どもに倫理観を教える上では、別に性格形成や人生に害をなす表現では無いと思いますね。
親が
「この血しぶきいいだろう!最高だね!ひゃっひゃっひゃ!」
といった気違いで無ければ。


私としては、やはりあの声がどうも慣れませんねぇ。

最近観たものレビュー「WASABI」

これは、午後のロードショーで5月14日に放送していました。この週はリュックベッソン監督特集でしたね。
内容としては、
気の早いフランスの警官のユベール(ジャン・レノ)とその娘のユミ(広末涼子)の話なのですが、
舞台は大体、日本です。

ここで気が付いてくれる人もいると思いますが、
日本を舞台にした大抵の洋画は、日本を理解、表現していない、というところです。
まあ、映画だって売れないと駄目な訳ですから、制作サイドは
正確な日本を表現したところで売上高が稼げない
とでも考えているんでしょう。
それとも、単なる勉強不足のウマシカなのか。

で、今回もこのパターンです。
広末涼子が演じるユミも普通の日本人とは服装も趣味も違うと思うし、なんでそもそもこんなキャラ?
折角、日本人を出すならもうちょっとこう、あるだろう!
黒髪とか、おとなしくて清楚な感じとか!

・・・と思うのは間違いでしょうか。


とはいえ、日本の表現を除けばそれなりに楽しめました。
ジャン・レノの立ち振る舞いも面白かったですし、普通にフランス語を話す広末もすごいな、と思いました。


私としては、背景設定に重さを置いて作品を見るほうなので、この作品はちょっと・・・という感じです。

最近観たものレビュー「フィフス・エレメント」

これも午後のロードショーで放送していました。放送日は5月14日。

設定は思いのほか単純で、
未来の地球に、核攻撃も通じない完全な悪がやって来る。
地球を救うには5つのエレメントしかない。
しかしエレメントは地球には無く、それを受け取りに行くため旧軍人、現タクシードライバーのコーベン・ダラスが抜擢されるが、それを悪の手下が邪魔をする、
といった感じです。

話自体はB級SFですが、主役のコーベン・ダラス(ブルース・ウィリス)がいい味を出しています。
半分コメディです。
そして、キャストがやけに豪華です。

こんな未来にはなっていてほしくないな、と思いますが、とても面白いと思いますね。
私は好きです。

ただ、DVD版も見たことがあるので、それと比べるとやけにカットが目立ちましたね。
話がつながっていない箇所もあったので、TV版はどうかなぁ、と思います。

2009年5月11日 月曜日

GW

長いところでは、昨日、つまり10日までの連休だったようですが、わたしは7日まででした。
おそらく、社会人の方はたいていこの日までだと思います。

さて、今年のGWですが、日数が短く5日ほどしか自由な時間がありませんでした。
家の掃除でもするか!とも思っていたのですが、母方の実家で焼肉をやる、という話を聞き、これは行くしかない、と実家に帰ってきました。

当然、鈍行電車の旅です。

黒磯駅で
(DSC-W120 黒磯駅で福島行きの電車を)

ちなみに今回は、片道11時間の旅。
最短時間では9時間ちょっとなのですが、この乗換だと着くのが夜なので、
どうしても日が出ているうちに電車から降りたかった私は、あえての長旅を選びました。
初めて鈍行で帰ったときに比べて、慣れては来ましたが、やはり疲れますね。


(DSC-W120 夕方4時ごろ。生憎の雨模様)


―帰郷2日目―
翌日、帰郷2日目は、午前中から親友「Mr.髭漁師」と近くの国定公園へと遊びに行きました。
というか、そのぐらいしか行くところがないのです。
もっとも、遊べる街ではないですし、遊ぶのを目的に帰ったわけではないですから、自然と足が向いたわけです。

めずらしく、運転手は私。
運転するのは父親のタウンボックス(13万km走行)。
ターボ特有の音を鳴かせながら、まったりスピード走行です。

現場に到着し、少しの寒さと風を感じながら、髭だん・・・いえ髭漁師と公園を歩きました。
「去年歩いたときは、3月頃だな」
などと話をしながら。
よくよく考えたら、今の時期前後に、去年もおととしも遊びに来ているんですよね。
しかも、海が荒れてる時期に。
そして、それは今年も同じようでした。
もしかして、髭漁師が嵐か風でも連れてきているんでしょうか。
・・・きっとそうでしょう。


(KissX 火サスで使えそうです。写真だと迫力が無いですけど、実物はすさまじいですよ)

てくてくと歩きながら、大きくなったフキノトウやら、ワラビの小さいのを眺めていると、髭漁師が
「よし!去年、波がすごかったところに行こう!」
と言い出しました。
確かに、この海の状況だったら、前見たときよりすごい光景だろうから、見てみようか、と二人で行く事になり、
しばらくアップダウンの激しい道を歩いて、端の漁港まで着いたのはいいものの、どうも記憶と合わない。
「どうやって行ったんだ?」
「もっと向こう?」
「いやいや、ここは俺が前に「仕事したくねー」と言ってたところだから、ここで終わりだろ」
「あ、そっか」
「ん?」
としばし考えたところ、アホウな結論が出ました。

「あれ、別のところだろ」

「・・・・・・」

とまあ、そもそも場所が隣の市で、間違っていたという、途方もなく間抜けな締めとなってしまいました。
きっとこれは、私と髭漁師の宿命でしょう。
ま、面白かったですけどね。


ちなみにその後、家に帰ったら、親父に
「いつまで行ってるんだ。山に(山菜取りに)行こうと思ってたのに」
と小言を言われてしまったので、夕方4時過ぎなのにも関わらず、「じゃあ行けばいいじゃない!」と私が言って、髭漁師含め3人で山の中に車で入ってきました。
日が当たりにくい地形の場所だったので、収穫はありませんでしたけどね。



―帰郷3日目―
そして、帰郷3日目は、夕方から母方の実家で焼肉をしました。
若干、風が強かった事もあってか、昼過ぎに私の伯母にあたる人は、
「寒いからしないことにしたよ」
と言っていたのですが、
私が年甲斐もなく、
「えー、この為に帰ってきたのにか!」
と駄々をこねた結果、予定通りの実行。

着火前
(着火前。着火剤には頼りたくなかったのに、結局頼ってしまいました(泣))

が、寒い。
風がつよーい。
息がしろーい。
4月下旬なのにしろーい。
明らかに摂氏10度以下。
火が無かったら、誰も外に出たくは無い状況です。
そんな環境下で、6歳年上の従姉をはじめ、総勢6人でわいわいと、談笑を楽しんできました。



―帰郷4日目―
帰郷4日目。
今日は、地元に居れる最後の日なので、朝から山菜取りに行くと決めていました。
朝っぱらから、髭漁師を呼びつけ、いざ山へ。
パートナーはタウンボックス(13万km走行)。
運転手は私の親父。
今まで行った事の無い場所に行く、という事で、わくわくであります。

山道を車で走りながら、ターゲットを探すものの、なかなか見つからず、
私と髭漁師は歩いて探す事にしました。
海に行っても、山に行っても、川に行っても、街に行っても、髭漁師と話す事は同じ話題です。
今回も、
「もし幼馴染が居たらー」
などとアホウな話を交わしながら歩いていくと、予想以上にぽんぽん見つかる見つかる。


(L字金具を取り付けた木棒をもち、ターゲットを捕捉する髭漁師)



(ターゲットを完全にロックオンした髭漁師(左)と、捕食される寸前のタラの芽。と私の父親(右)
 二人ともうまい具合に、森に溶け込んでます。)

しどけ
(私も斜面を上り、春の味覚を取りました。しどけ(モミジグサ)です。)

しどけ」は、独特な味と風味なのですが、なかなか癖になります。
みそなどをつけて食べると美味しいですね。
写真の群集はまだ幼いので、大き目のだけ摘んできました。


(写真用に並べてみました。タラの芽です。)

山菜は買って食べるより、こうやって取りに行った方が面白くて好きですね。
一生涯、続けたい楽しみです。


(標高が高いためか、まださくらが咲いていました。)

この写真を撮った後は、食べるには十分の山菜を取れたこともあり、道なりに山を散策し、
合計で2時間ほどで、山を降りてきました。
今まで通った事の無い道が、どこに続いているのか解って、なるほどな、と納得してしまいました。



昼ごろに家に戻ってきた後は、髭漁師'sでみお、でいざ隣町へ。
髭漁師の提案でモスバーガーで期間限定「テリーヤキバーガー」を食べようとするものの、期間外でアウト。
「なんだとぅ!」

そして、いつものとおり海岸へ。
そして、二人で写真をたくさん撮ってきました。
ええ、とてもたくさん。

時折、何かに取り付かれるように、お互いを撮り合ったりしていたので、傍から見たら○態が二人戯れているように見えたかもしれません。


(夏場は海水浴場としてもにぎわう場所ですが、今は人影はまばらでした。)



(波打ち際と髭漁師)


(私らにとって、この海と水平線は見慣れたものです)

ずいぶんと、落ち着いたような写真ばっかりですが、写真に写らない光景として、
木片をふっとばしたり、打ち上げられたにんじんを髭漁師に投げてみたり、ブイを転がしてみたり、
髭漁師に松ぼっくりをポンポンと多量に投げつけて「Mだからいいものの!」という爆弾発言を逆に投げつけられたり、と
すさまじいものでした。


靴の中に砂が多量に入り込むかという頃、二人で砂浜を後にし、自宅へと帰還しました。
次に髭漁師と会うのはいつになるでしょうか。
また、新しく進化しているのを私は期待しています。


ちなみに夕ご飯は、初物のタラの芽天ぷらでした。





―5日目―
今日で、もう関東へと帰らなくてはなりません。
いつもなら、7時の電車(最短所要時間の乗換)で帰るところなのですが、
せっかく天気がいい+10時ごろに発っても、所要時間は30分増えるだけ、という事に気が付きまして、
親父と一緒に、天照御宮神社へと行ってきました。


(KissXで。今回取った写真で一番いい色が出ました)

山頂の神社までは、最短距離できつい階段で登るか、ややきつめの坂を登るか、もしくは裏手から車で行くか、の3ルートなのですが、
運動も兼ねて歩くか、と初めてか久しぶりかは分りませんが、親父と一緒に、ややきつめの上り坂を上る事に。
山頂の神社で手を合わせてから、少しベンチに腰をかけて親父と昔話をしました。
昔買っていた犬の事とか、私が子どもの頃の話です。
神社からの坂道を降りてきながら、親父ともいつまでもこうやっていられるわけでも無いのだから、すべきことはしないとな、と思いました。


その後、10時ごろの電車で地元を発ち、計5日間の里帰りは終わりました。
短く、あっという間の5日間でしたが、悔いは無くすごせたと思います。
とてもいいGWでした。

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