2021年4月30日 金曜日

BMアクセラ インプレッション

今回はBMアクセラについて、運転して感じたことをと書いていきたいと思います。

まず、インプレッションするモデル・グレードについてですが、
アクセラ 2017年8月改良モデル 15S PROACTIV 6MT (2018年製)です。
色は、エターナルブルーマイカです。
メーカーOPとして、SBS・MRCC、360度ビューモニターがついています。
色は、エターナルブルーマイカです。
2021年2月末に、走行距離約19,000qのものを中古で購入しました。

傷も少なく、状態としてはかなりの良モノでした。



エクステリア



かなり秀逸なデザインかなと思います。
全体的にスポーティながら、ごちゃごちゃと感じさせないデザインです。
BMアクセラの前期型のより落ち着いた感じでしょうか。



リア周りの造形もかっこよく感じます。
左後方の視界が悪い、という話も聞きますが、サイドミラーで十分まかなえます。
(NDロードスターのクローズド状態のほうが左後ろは視界が悪いです)

ボディカラーの エターナルブルーマイカは、日当たりが強いところでは、青が薄く見え、暗いところでは青が濃く見えます。
もう少し濃くても良かったかな、とも思いますが、落ち着き感を出すにはちょうど良い色かもしれません。
VWのGOLFには似たような色がありますが、それよりも若干、ほんの気持ち彩度が高い印象です。



インテリア



メーターはセンタータコメータで、落ち着いたデザインながらも、スポーティです。
派手な演出も無く、大人な感じで好ましく感じます。



メーター以外についても、シンプルな造形ながらも気品を感じます。
エアコン等はボタン、ダイヤル操作となっており、操作性は良好です。



シート



BKアクセラより、座面が長く座り心地は良好です。
シート背面は、BKアクセラより薄くなっていますが、特にネガは感じません。





動力性能

エンジンは、SKYACTIV-G 1.5L 直列4気筒DOHC直噴エンジンです。
SKYACTIV-Gとして登場してから大分経っていますので、特に目新しくは無いですね。

BKアクセラのMZRに比べると若干トルクは大きくなっていますが、
車重は1260sと、BKアクセラに比べると50sの重量増となっていることもあり、
あまり印象は変わりません。

車重に対して、1500CCのNAガソリンなので、加速性能は良いとは言えません。
幹線道路の追い越しや登りでギア選択を間違えると、あれ?といった感じになります。
ここあたりは、BKアクセラとあまり変わりませんね。

そして、心配だったアクセルレスポンスについてですが、
全く問題なく、十分に満足のいくレスポンスでした。
(ちょっと踏み込んで、ビューンと加速することを言っているのではありません)
微小開度時の応答もリニアです。
人によっては、鈍足に感じてしまうかもしれませんが、
発進時や、アクセルオフでコーナーやカーブを抜けてアクセルを踏むとき、
BKアクセラのように、すっ飛んでいくこともありません。
非常に操作がしやすく、好みのアクセルペダルのレスポンスです。



MT



SKYAITIV−MTで、アテンザXD MTと同じような操作性です。
軽く、乾いた感じで、スパスパッとギアが入り、なかなか良いフィーリングです。
ギアとエンジンの回転数が多少あっていなくとも、シンクロがうまくできているのか、スパッと入ります。
10q/hぐらいの速度が出ていても、アクセルを煽らずとに難なく1速に入るのにはびっくりしました。
クラッチに関しては、今のところ不満は感じていません。
BKアクセラのどこでつながっているか分からない、ヌルヌルフィーリングよりかなり良いです。



GVC
G-ベクタリングコントロールがついていますが、かなり優秀と感じます。
運転をしていて酔いにくいのがわかります。
Gの変化が左右だけでなく前後にもなめらかに変化している感じです。
BMアクセラに乗るまでは、GVCが無くとも、カーブに差し掛かるときに、
アクセルをゆるめ、クリッピングポイントを抜けてから、アクセルを踏む・・・という作業をすれば、
GVCと同じ効果を得られるから不要なのでは?と思っていましたが、
BMアクセラに乗ってみると、ハンドルの切れ角に応じて、かなり適切に制御を行っている感じで、
特にカーブの立ち上がりが非常にスムーズです。
NDロードスターにも後付けできないか、と思うほどです。



静音性
BKアクセラよりかなり静かです。
風切り音も少ないですし、車外から聞こえてくる他の車の音も静かです。
静音計画をドアに追加したBKアクセラより静かです。
タイヤがエコタイヤ(エコピア)ということもあってか、路面が荒れている道だと、
BKアクセラ+レグノと比べてロードノイズは多く感じますが、それを置いてもかなり静かですね。



ユーティリティ
全体的にBKアクセラのほうが優秀です。
グローブボックス、ひじ掛け下の収納、ドアポケットはBKアクセラのほうが広く大きいです。
トランクもBKアクセラのほうが奥行きを感じました。



スペアタイヤは無いのですが、サブトランクが、BKアクセラよりかなり小さいです。
サブトランクというよりも小物入れ程度ですね。
ブースターケーブルや、牽引ロープのセットは袋から出して、仕舞わざるを得ませんでした。
トノカバーまではBKアクセラより若干高さがあります。


後部座席


(170cmの私がポジションを合わせた際の後部座席クリアランス)

後部座席は、BKアクセラより広くなっています。
フロントシートの厚みがBKアクセラより薄い事も、そう感じる理由でしょう。
後部座席のひじ掛けにドリンクホルダーがあるのは便利そうです。


燃費
走行距離はあまり無いため、数値までつかめていませんが、
街中や郊外路を走っている感じでは、BKアクセラより1〜2割ほど良い印象です。
信号が少ない郊外路では、エコ運転を意識しなくとも20q/lを超えてきます。
FRでハイオクのNDロードスターと同じぐらいの燃費は出ます。
高速道路では、95q/hほどで走れば、20q/lは超えそうな感じがします。


マツダコネクト
ナビは相も変わらず、といったところです。
操作性は癖がありますね。
マツダコネクトという統一ナビが付いているのですから、せめて渋滞情報をプローブで集めて、配信しては?
と思います。
また、車好きとしては、車両情報を詳しく見たいところですね。


まとめ
BMアクセラですが、素直に良い車だなと感じます。
運転ポジション、操作性、エンジン、トランスミッション、GVC等のおかげで、
運転しやすく、かつ、運転していた楽しく、どこまでも乗っていたくなる車です。
正にBe a Driver. です。

この点は、カタログには出てこない魅力なのかな、と思います。
ユーティリティは、スペース重視の車と比べてしまえば劣りますし、
車に詳しくない人や、比較対象がまだ無い人に対しては、
BMアクセラは、静かさやデザインを除けば、何が良いのか、分かりにくい気がします。
わかりにくい=売れにくい、でありますので、
願わくば、マツダの中の人が、このBe a Driverを忘れずに、今後も車を出し続けて欲しいものです。

今回、MT+先進安全性能+燃費+ユーティリティ+デザイン、という条件で、
BMアクセラを購入しましたが、概ね期待以上の良い車でした。

次に買う車は、MTがそもそも無い可能性もあるので、大事に乗っていきたいと思ています。


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