2019年11月30日 土曜日
寒くなってきました
3年ぶりの関東での冬です。
昨日は、今シーズンで一番の冷え込みで、初氷も見受けられました。
これから、どんどん冷えて行くんでしょうね。
ちなみに、一昨日の雨もあってか、富士山が見えました。
(sc-04j の等倍トリミング画像)
ATH-AD7
ATH-AD7が壊れてしまいました。
右側からの音が出なくなったので、分解をしてみましたが、どうやら配線は正常。
音楽を再生し、オシロスコープを使ってみると、右のドライバーコイルのところまでは信号が来てそうです。
となると、怪しいのはドライバコイル。
テスタで抵抗を測ってみると、抵抗は無限大とでました。
ドライバコイルの内部で断線したようですね。
ATH-AD7は、私が始めて買った1万円オーバーのヘッドホンで、
開放感と解像感は、今まで使っていた他のヘッドホンを超えるものがありました。
16年も使っていて、愛着があったのですが、残念ながら引退です。
後釜としては、ATH-A900を使えばいいのですが、
A900は、密閉型なので、使っていると周囲の音が聞こえにくいというデメリットがあります。
(笛吹きケトルが鳴っていても、気が付かないときがある)
そういう事もあり、オープンエアー型のAD7の後釜を買う事にしました。
条件としては、
・オープンエアー(開放)型
・音の出方がフラットに近い特性のもの
です。
後者の条件は聞いて比べてみるしか無いので、近くの家電量販店に行って、
ATH-AD1000X、AD900X、AD500X、AVA500、AVA300を聞き比べてみました。
オーディオテクニカばかりなのは、オープンエアーのオーバーヘッド型ヘッドホンは、
オーディオテクニカ製しか置いていなかった為です。
周りがあまりにガヤガヤしすぎて、試聴コーナーの意味があまりないですが、聞かないよりはいいです。
聞き比べてみると、
オーディオテクニカのARTシリーズである、ADシリーズは、やはり開放感があります。
AD500Xが一番お手頃価格ですが、解像感が今ひとつな感じ。高音域も今ひとつです。
AD1000Xが一番繊細で鮮明。が、結構良い値段がします。
AVA500は、一番中〜高音域が出ています。好みの音の出方ですが、開放感と解像感はいまひとつ。
AVA300は、高音域がこもった感じで、解像感も今ひとつ。
これは悩ましい。
音としてはAD1000Xが一番なのですが、
ここで、考えないとけないのは、今メインで使っているA900はどうなるのか、という事です。
私のモノの使い方として、明確な使い分けが出来ないものは、放置してしまう傾向があります。
なので、AD1000Xという良い物を買ったら、おそらくA900は放置でしょう。
放置してしまう=無用の長物。無駄買い。
流石にそれはもったいない。
AD900Xを買うとしたら、最初は半々使いをしそうですが、最終的にどちらかが放置されそうです。
AD500Xは、音的に満足出来なさそうで、基本A900の使用になりそう。
これは、使い分けから考えた方が良いんじゃ無いか?
という訳で、使用している機材(PCとプレイヤー、ヘッドホンアンプ)を考えて、
・A900は音楽用
・新しく買う物は、PC用
とする事にしました。
これであれば、使い分けができそうです。
それを前提として、価格と音質のバランスから、一番好みの音の出方をしていた、ATH-AVA500になりました。
落ち着いたデザインです。
装着感も問題ありません。
約200時間ほど慣らしてみて、音楽を聴いての感想ですが、
低音はA900やAD7より出てますが、バリバリに低音が多いという訳では無いです。
私としては、ちょうど良い感じですね。
中〜高音域も良く出ていて、ここあたりは、オーテクの音!という感じです。
解像感(音の繊細さ)は、A900のほうが上ですね。
開放感は、AD7のほうが圧倒的に上です。
AD7と同じボリュームで聞くなら、AD7より周りの音が入ってきません。
これこそオープンエアー、という開放感を求めるなら、ADシリーズのほうが良いです。
ただその反面、音がすぐそこで鳴っていて、AD7やA900よりボーカルがしっかりと中心に聞こえます。
これはこれで良いですね。
想定した、PC用途としては全く問題ないですね。
まとめとして、
予算が5,000円で、
・開放型がいい
・低音重視より、中高音が出て欲しい
というユーザーなら、ATH-AVA500は良い選択肢ではないでしょうか。
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