2018年6月30日 土曜日

初心忘るべからず

今の会社に勤めだしてそろそろ10年になりそうです。
年下も入るようになってきて、自分の歳を感じる事が多くなりました。

仕事はもちろんしっかりせねばなりませんが、
初心を忘れず、紳士に、疎まれる人にはなりたくないものです。

10W?

キャンプや海釣りの時期になってきました。
というわけで、ランタンを増強することにしました。

我が家には現役ランタンとして、GENTOSのLEDランタン「EX-757MS」があるのですが、(2011年9月 日記帳参照)
MAX150lmということもあり、夜釣りの光源としては今ひとつです。

単純に、明るさを考えるなら、ホワイトガソリンやガス缶のランタンが良いのですが、
Amazonで LE EVER社の 1000lm LEDランタンが1599円という価格で売られていたため、つい買ってしまいました。

スペックをあげると、
・単1電池3本
・1000lm(HI):12時間、700lm(白色):18時間、300lm:25時間(電球色)
・防水
・重量400g
・ニッケル水素電池は不可。
といったところです。

スペックを読むだけでも、大丈夫かコレ感がしてきますが、
大丈夫です。
最初から改造ありきで買いました。

到着後、早速改造を始めます。
まずは、外観からチェック。



防水が謳われているだけあり、しっかり感はあります。
値段を考えると十分な品質です。



パッケージのWattageには信じられない文字が。。。

「10Wだと!?」

10Wを出すには、
10W/(1.5V×3)=2.2A
の電流引き出す必要があります。

アルカリ電池より安定的に電流を取り出せる
ニッケル水素電池でさえ、1Aが安定運用の限界(単3の場合)と私は考えますが、
アルカリ電池で2.2A?
ほんとうでしょうか。


LEDはこんな感じです。
中央の4つのLEDが暖色のもの。
周辺のものは白色のものです。
最大点当時には、両方つきます。


では、このLEDランタンを実運用で使えるように改造をします。
改造というのは、
単3ニッケル水素電池と、DCDCコンバータを組み合わせる事で、
放電終期まで1000lmを維持を目標とするものです。

当初、単三電池6本使用を考えていましたが、
10Wと電池の1A出力を考えると、単三ニッケル水素電池が8本が妥当となります。
10W/(1.2V×8)= 1.04A

DCCDコンバータは、アマゾンで買った
ステップダウンモジュール 出力:1.25-35V、入力3.2V-46V MAX3A 1個約200円を使います。


青のボリュームを回す事で出力電圧を調整します。



回路を仮組みし、点灯試験の様子です。
DCDCコンバータの出力電圧は、4.60Vとし、もともとの電池端子に繋いでみました。
電流は1A弱ですね。
これでは、5Wしか出ていませんので、電圧を上げようと試みましたが、
LEDドライバの特性のためか、5Vを超える事はありませんでした。
電流は、最大1A弱で変わらず。
電源を疑い、車用バッテリーも使ってみましたが同じです。

という事は、

「10W は出ない。」

出て、5Wが良いところですね。



あとは、ケースを一部加工し、写真のように単三電池ボックスを格納します。
DCDCコンバータは、余ったスペースに押し込みました。

点灯確認も出来、ひとまず改造は完了しました。

あとの問題は、電池andDCDCコンバータの熱が問題ないかの確認と、
ランタイムの確認ですね。
2000mAhのニッケル水素電池電池を8本使用すると、
2000mAh×1.2V×8本 = 19.2Wh
となりますので、5WのLEDを4時間点灯。
実際は、DCDCコンバータのロスを加味し、2時間半〜3時間程度・・・になるはずですが。

はたしてどうなるでしょうか。

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