2009年9月5日 土曜日

秋の夜長に

先月31日に地元を後にし、関東へと舞い戻ってきました。
もうそろそろ1週間になりますが、
いやいや、まだ関東は暑いですね。
今日は、日中部屋の中にいたら32度を超えていまして、あやうく干物になるところでした。

さて、先月中旬ごろに、作ってやるぜ!と騒いでいた短編ですが、
あまりにも設定が面白そうなので(実際に面白いかは別として)、新作小説として書き上げる事に決定しました。
ひげ猟師氏の提案で、ナゾの外国人(ナゾでもないですが)も出てきますし、
別な友達の要請で、彼自身をオマージュしたキャラも出てきます。性格はまあ、ぜんぜん違いますけど。
あとは、ちょっと使いたいネタとかがいくつかありますね。


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「ン〜・・・?」
学校帰り、喫茶パンナコッタに顔を出そうかなぁ、と勝手口からキッチンを覗き込むと、
コック長のダグが料理テーブルの上の前で腕を組み唸っていた。
「ダグ?どうしたの?」
「オウ!コレハコレハタカシサン!」
大振りなしぐさで、対応してくれるダグ。
とことこと、キッチン内に入り込む。
「ジツハデスネ、アタラシイオカシ、メイクシタンデス。ケド、テンチョートノ、ヒョウバンワルクテ」
そう言って、ダグは、テーブルの上のお菓子を見せてくれた。
どうやら、新しいお菓子の試作品のようだ。
「新作?」
「イエス!」
なんかこう、丸くて黒くて、なんだろう?
ウズラの卵より2回り大きい感じだけど。
燻製卵か?
これ、お菓子?
「クロウズエッグっていいます」
Crow's egg?
「からすの卵?」
「Yes!」
「・・・あー。あーあー」
いやな予感がする。
いやーな予感が。
「・・・ちなみに聞くけど、外を覆ってるのって何?」
「ミルクチョコレートデス」
「却下」
「オゥ!?Why!?」
「そもそも、からすの卵って黒くないよ!あと、武田製菓に喧嘩売るつもりか!この店無くなるよ!」
武田製菓ってのは、近くにある大きな製菓会社だ。
ホワイトチョコで中身を包んだ、うみねこの卵という洋菓子を作っている。もちろん、本物ではない。
「ザンネンデス・・・」
思いっきり、肩を落とすダグ。
どうやら、相当自信作だったらしい。
なんか、悪気は無いんだけど、申し訳ない気分になってくる。
「一個食べていい?」
「モチロン!」
口に、うみねこ・・・もとい、からすの卵を運ぶ。
外は確かにチョコだ。
中は・・・・・・そっくりだな。何も言うまい。
というか、よく真似できたもんだ。
「ダグ」
「イカガデスカ!?」
「2番煎じはよくないよ」
「ショボーン」
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とかなんとか。

目標達成!

年はじめに立てた、目標の一つを達成できました。
2回に分けての受験、合格で、一発合格という訳にはいきませんでしたが、合格できてようやく安心できました。
問題は、この資格にあった知識が付いてないって事ですな。
う〜む。




次は、基本情報技術者でも取りたいものです。

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