2008年7月20日 日曜日

約1ヶ月ぶりの更新

約1ヶ月ぶりの更新となってしまいました。
最近、副業のアルバイトなどいろいろ重なる事がありまして、思うように更新できませんでした。
短い文などを簡単に書いて、頻繁にアップロードというのも可能なんですが、
私のページは、長いのがメインだと思っているので、今のところそのような更新は考えていません。

ほぼ毎日訪れてくれる人もいるようなので、できるだけ更新はしたいと思っているのですが、
申し訳ない限りです。

HTV

今朝、珍しく早く起きたので(朝6時ごろ)、外に出してあるアウトドアチェア(折りたたみのイス)、に座って、
新聞を開いたら、一面に
シャトル後継 日本製打診 NASA 宇宙へ物資輸送
と書いてありました。
「ん!?」
と思って記事を見てみると、
「2010年にスペースシャトルが退役することによって、米国が担うISSへの物資輸送ができなくなる為、
日本の無人宇宙輸送機 HTV を購入する打診を非公式にJAXAにしている」
といったような記事が書いてありました。

確かに、これが現実のものとなれば、日本史上初の大型取引となり、
それによる1機 HTV 140億円 + H-IIBロケット (推定110億円程度)
の相当な額の金額が日本に舞い込んでくることになります。
H-IIBに関しては、それを打ち上げに使えば、と言う前提が付くことになりますが。(おそらく米国内のロケットを使うことになると思います)

ただし、ここでの問題は、HTVはまだしも、H-IIBロケットがどうなるか、ということです。
H-IIBは今現在、試験中の段階であり、しかも日本初の、メインエンジン LE-7A 2機でクラスター化した大型ロケットです。
打ち上げ能力も日本の宇宙開発史上最大ですが、LE-7Aエンジンのクラスター化による打ち上げ途中で予期せぬ事態が発生することも考えられます。
米国は、できれば国内産輸送機で行いたいようなので、
H-IIBとHTVが失敗するなんて事があれば、今回の話はお流れになるでしょう。
日本の技術力を発展させるためにも、まず今回(来年夏)の打ち上げが成功する必要があります。
当然私は、成功することを祈っています。

最後にひとつ付け加えるならば、米国はHTVを購入して物資を輸送できたとしても、物資を持ち帰る手段が無くなる、と言うことです。
(あることにはありますが、輸送能力が乏しいです)
HTVは今のところ、使い捨て宇宙機であり、ISSにドッキングして物資を送り届けた後は、不要物を詰め込まれ、
大気圏突入で燃やされます。
実際にはどうだか分かりませんが、私には、HTVではサンプルリターンと言う点で力不足に感じます。

日本も、今回の米国からの打診を機に、宇宙からの物資回収方法も本格的に考えたほうがいいかもしれません。


(ISSに接近する HTVのCG)  (C)JAXA

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