レーダー探知機 ユピテル supercat GWR70sd

2012/08/19

概要

 レーダー探知機としては、COMTEC GL855Vを取り付けていましたが、
燃費計の購入を考えていたこともあり、燃費計としても利用できる、この機種を買うこととしました。
とはいえ、燃費計の機能を使うためには、OBDIIアダプターが別売りで必要であり、
本体を含めると「ぬほっ!」と思えるほど、けっこう良い値段がします。
少々ためらいましたが、お店(黄色い帽子)の店長さんらしき人が、世間話も交えつつ、熱心に説明してくれるので、
人柄に惚れて、購入に至りました。



主なスペックは
・GPS 16チャンネル/パラレル受信方式
・レーダー スイープオシレーター式ダブル スーパーへテロダイン方式
・フルカラーMVA液晶 3.2インチ
・レーダー Xバンド/Kバンド
・UHF 336 〜470MHz帯
・VHF 154 〜163MHz帯
・リモコン
・OBDII接続(オプション)
フルマップレーダースコープ
といったところです。

購入時価格は26,000円+6,000円(OBDIIアダプタ)。

取り付け

1ボディのため、取付は非常に簡単。OBDIIアダプターを1本をつなぐだけです。
ケーブルの取り回しを考えなければ、ものの30秒で済みます。
OBDIIアダプターを使わなくても、1本の電源ケーブルで配線が出来ます。

インプレッション

本体
3.2インチの液晶は明るく、コントラストもはっきりしているので、見やすいです。
リモコンでしか操作が出来ないため、無くなったらどうしようと、いつも思います。
また、年中通して暑くなりやすい車内に、電池入りのリモコンを置くわけですから、電池の消耗は激しそうです。
メニュー画面がは今はやりのグラフィック重視。もっさりしていますが、頻繁に使うものではないですから、
あまり気にしなくて良いかもしれません。

レーダー機能
感度まではよく分かりません。
一定の速度以下になると、自動的にアラームをキャンセルする機能や、
車速に応じて感度を自動選択したり、自動ドアの誤警報をキャンセルする機能がついているので、
街中で誤警報に悩まされたことは今のところなしです。

オービス機能
Nシステムから、各種オービスまで様々な情報が載っており、場所によっては飽きるくらい案内してきます。
それらは、必要に応じて、案内のON OFFもできるので、煩わしくはあまり感じません。
オービス情報の更新が出来るのは有り難いですが、有料更新なのが少々残念。

無線機能
所轄系無線はしょっちゅう拾います。
特小無線は、レジャー8chあたりに反応するようです。
道路工事などの特小を拾い、音声を出力してくれますが、ボリュームは小さく、(変更できない)
立ち上がりが遅いので、何言ってるのか分かりません。


GPS
クイック測位という機能を搭載しており、これが効いているときは、瞬時にGPSを拾います。
マップと実際の自車位置を比べると、多少ずれていることがありますが、
マップマッチも効いていないので、良い方だと思います。
GPSロガーとしての機能があり、Googleマップで表示できるとのことなので、私にとってはとても有り難いです。
(但し、まだ使ってません)



OBDII機能
表示項目の選択が出来ます。(旧モデルや、エントリーモデルでは、表示項目が選べないものもありますので注意)
Kei HN11Sは、OBDIIの動作確認されていない機種であり、
正しいデータを拾えているか判断できませんが、見ている限りでは、異常な値はないようです。
但し、HN11Sでは、データの更新間隔が1秒程度あり、ワンテンポ遅く表示されます。
水温計や、吸気温度を見るためにはいいですが、リアルタイムで変化した方がよいデータ
瞬間燃費、ブースト計、スロットル開度、などに使うには向かなそうです。
また、車種により、対応していない項目もあるので注意が必要です。
アテンザに取り付けた場合は、リアルタイムで更新され、非常に面白かったです。

(2012/10/27 追記)
近頃のどんな機種にも言えることですが、グラフィックの派手さばかり重視しているのを改善してもらいたいです。
オービスの案内にしろ、燃費計モードやOBD情報表示にしたって、もう少し文字を大きくして、視認性をあげてもらいたいところです。
画面が大きいから「凝れる」ということなのでしょうが、セルスターのらくらくモードのような機能があってもよいと思います。

最後に

ミドルスペックのGPSレーダー探知機に、オプションとしてOBDII接続機能を設けた!といった感じの機種です。
基本性能は十分にあり、けちをつけるところは見あたりません。
OBDIIデータはいるかいらないかは、人によると思いますが、燃費計として機能するのはもちろんのこと、
点火時期や、水温、ブースト圧、インマニ圧が分かったりするので、車の不調を見つけられるかもしれません。
最近は、新型モデルの登場で、値段も下がってきており(2012年8月で本体16800円で売ってました)、お買い得感が増しています。
ナビではないレーダー探知機に、新型のマップマッチング機能はそれほど重要だとは思えないし、
みちびきも現在はまだ1機しか打ち上げられておらず、今後の予定も不明確です。
みちびき対応モデルを買うのは、せめて3機体制になってからでもよい気がします。
(都会のような高層ビルの間を走る機械が少ないなら、なおさらです。)
基本性能を重視しつつ、OBDIIデータを利用する、というのであれば、この機種がおすすめです。

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